「キキクル×気象再解析データ」を活用した 新たな水害対応訓練について、熊本県知事への説明を行いました
ClimCOREでは、熊本県との共創の取組みとして、再解析データで再現した「過去」の豪雨を水害対応訓練に活用することで、職員の防災意識・対応力を強化するプロジェクトに取り組んでいます。
ClimCOREで取り組む「気象再解析データ」と気象庁の「キキクル」を活用した水害対応訓練は、全国でも初めての取組みであり、ClimCORE プロジェクトリーダー 中村尚教授、熊本地方気象台 後藤浩文台長をはじめ本プロジェクトの関係者が、2月9日に熊本県 蒲島郁夫知事を訪問しました。
訪問では、気象庁を代表して後藤台長の「キキクル」の概要説明を行った後、中村教授が新たな訓練の狙い、概要を説明し、熊本県で行う訓練への導入が報告されました。蒲島知事は報告に対し、「科学的な根拠に基づいた現実に起こりうる雨や災害をリアルに想定することで、より実践的に緊張感を持った訓練をできるようになることを期待している。これまで多くの災害に見舞われた熊本県は、その経験を活かして、日本の災害に対する安全保障に貢献していくつもりであり、その責任があると考えている。」と新たな訓練への期待を述べました。
「気象再解析データ」と「キキクル」は、R6年度の水害対応訓練から活用される予定です。
今回の訪問には東大先端研の「せんたん研究員」に任命されているくまモンも同席し、蒲島知事と一緒に説明を受けました。
報告会の様子 ©2010熊本県くまモン 2024.2.9撮影
報告会終了後の写真撮影。 (前列)くまモン、(中列左より)東大先端研 飯田特任准教授、中村教授、蒲島知事、後藤台長、熊本県 内田知事公室長、(後列左より)東大先端研 大津山特任講師、東大先端研 隈シニアプロジェクトアドバイザー、熊本地方気象台 吉崎防災管理官、熊本地方気象台 永田観測予報管理官、気象庁気象研究所 太田主任研究官、熊本県 橋本危機管理監。 ©2010熊本県くまモン 2024.2.9撮影