課題1A・課題2
レポート
山口市にて「気候変動を学ぶステップアップセミナー」が開催されました
2月10日、山口県立図書館(山口市)にて、山口県環境政策課および山口県気候変動適応センター主催による公開講座「気候変動を学ぶステップアップセミナー」が開催され、現地・オンライン含めて200名近くが参加しました。
特別講演では、ClimCOREプロジェクトリーダーの中村教授が、IPCCの最新の報告書の内容や、近年の日本での異常高温や豪雨に関する解説を交えながら顕在化する地球温暖化と最近の異常気象について説明し、「自然変動に温暖化が重なることで、極端な異常気象が起こりやすくなっている。」と指摘しました。
第2部の活動紹介では、ClimCORE副プロジェクトリーダーの飯田特任准教授が持続可能な社会に向けて、地方自治体や地域と連携し、様々な地域課題の解決に向けた取組を行っている東大先端研の「地域共創リビングラボ」の活動や、連携事例を紹介しました。
最後のパネルディスカッション「持続可能な未来のために私たちができること」では、飯田特任准教授がコーディネータとなり、自然公園指導員の藤本正明さん、山口県地球温暖化防止活動推進センターの田部一則温暖化対策室長、野田学園中学・高校の奥田陽向さん・池田菜桜さん・中山佳音さん・中脇萌絵さん・長谷川彩奈さんとともに、「知る取り組み」、「つながる取り組み」、「成果の実感」の点から、それぞれの進める活動について意見を交わしました。
ディスカッションは、グラフィックレコーディングと、リアルタイムで一般参加者が入力するオンラインアンケートを活用しながら進められました。
中村教授による特別講義 事例紹介を行う飯田特任准教授
パネルディスカッションをまとめたグラフィックレコーディング
(グラフィックレコーディング:(株)TAM佐藤まに)