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「五木の春 新緑祭り」にて「五木クエスト」が開催されました

4月27日(日)、熊本県球磨郡五木村で「五木の春 新緑祭り」が開催され、お祭りでは人吉高校五木分校と東大先端研による企画「五木クエスト」が行われました。
この企画は、ClimCOREプロジェクトがフィールドスタディの課題として人吉高校五木分校と進める「地域の魅力再発見」と「地域防災」に関するプログラムの一環です。新緑祭りでの五木クエストの企画は昨年に続き取り組みました。
当日は天候にも恵まれ、会場となった五木村の子守唄公園には多くの人々が訪れました。今年の五木クエストのテーマは「五木の魅力に沼らせよう」で、「くねぶ クエスト」「防災クエスト」「林業クエスト」の3つのクエストが用意されました。さらに、これらのクエストをクリアすると挑戦できる「遠出コース」と名付けられた7つの観光名所に設置されたクエストもありました。
多くの家族連れやグループが参加し、生徒が考案した五木村の歴史や文化、防災について学べるクイズやチャレンジ企画に挑戦しました。準備したラリーシートが足りなくなるほどの予想以上の参加者がありましたが、ボランティアの方々の協力もあり無事に終了しました。新緑の下、参加者が楽しそうにクエストに挑戦する姿が印象的でした。

研究者のコメント

高校生による地域探求が、学校の枠を超えて地域イベントへと広がりました。今後も地域との関わりの中で新たな価値が創出されることが期待されます。(東京大学 松清あゆみ 特任助教)

約半年以上かけて準備してきた五木クエストが無事に終了し、生徒の皆さんのコミュニケーション能力の向上だけではなく、五木村の地域特性などの理解を深める機会になったのではと思います。ClimCOREが有する過去の気象データとうまく接続させながら、気候変動時代における「安心・安全」の多様なアプローチを深めていければと思います。(東京大学 大津山堅介 特任講師)

※くねぶ:五木村と九州のごく一部でしか栽培されていないかんきつ類で、みかんの原種と言われています。