課題2
レポート
木村敬 熊本県知事に 活動報告を行いました
ClimCOREプロジェクトでは、熊本県と連携した様々な取り組み・研究活動を進めています。 7月31日(木)には、先端研を訪れた木村熊本県知事に活動報告を行いました。 最初に中村PLがプロジェクトの概要と進捗について報告し、現在気象データの活用環境の提供のしくみづくりや、各用途に特化したデータの作成などを進めていることを説明しました。 大津山特任講師は、熊本県にて取り組んでいるClimCOREの再解析データを活用した豪雨対応訓練について報告しました。 過去に発生した気象データ(解析雨量)と気象庁が提供するキキクルを用いることにより、従来の手順確認型の訓練と比較して現実の厳しい状況をより忠実に再現できていることが訓練参加者へのアンケート結果でも示され、このエビデンスに基づいた「熊本モデル」の訓練は他の自治体においても類似の訓練実施や研修での活用に前向きであることが報告されました。 松清特任助教からは、熊本県立人吉高校五木分校での取り組みについて報告しました。五木分校の生徒たちが取り組みを通して、地域の魅力を発見・発信する「五木クエスト」を地元のお祭りで実施したこと、先端研からの出前授業として、バリアフリー、VR体験、防災まち歩き、在来作物の研究など多様なテーマで学びを深めていること、その結果として生徒へのアンケート調査から地域への愛着度が向上していることが分かったこと等が説明されました。 木村知事および同席した前熊本県知事の蒲島先端研フェローからは、ClimCOREの取り組みへの評価と、ClimCOREで行われている研究を社会実装化して地域の課題を解決していくために更に産官学連携を深めていきたいと、今後の期待が述べられました。 
木村知事を囲んでの記念撮影